さくらテラスについて

夫婦ふたりの小さな治療院です。身体が元気だといつもの風景も少し違って見えます。当院にいらっしゃる少しでも多くの方々が健康を通じて笑顔になれるよう、「未病の改善」と「ていねいな暮らしを通じての養生のお手伝い」に取り組んでいます。

未病の改善

お花

私たちの暮らしは昔に比べて格段に便利になりました。それは素晴らしい事である一方、便利さと引き換えに「眼を酷使しながら長い時間机仕事を続ける」「気持ちの余裕なく分刻みで働き続ける」「寝不足や運動不足を過食で補おうとする」など、いきものとしての人間にとっては不自然な生活であり、そのため頭痛・眼の疲れ・頸肩腰の痛み・倦怠感・不眠といった病名がつきにくい症状を訴える方が増えています。

東洋医学では、「まだ病気には至っていないが体調がすぐれない、病気と健康の間の状態」を『未病』と呼びます。

原因がこれまでの暮らしに根深く関わる場合、改善に時間が掛かる場合もありますが、さくらテラスと一緒に症状を改善していきませんか。

<治療の例> 原因に心当たり無い咳が止まらない / 寝つきが悪くて途中でも目が覚めてしまう / 腰がいつも重だるく立ち上がる時に痛む / きっかけが思いつかないが数年前から肩が痛い / 肩を上げると痛み動かせる範囲が狭くなった / お尻が痛くてふくらはぎが痺れる  など

身体にいいこと、ていねいな暮らし

水に浮かぶ花

例えば休日のよく晴れた日の朝を思い出してみてください。「今日は気になっていた本を読もう」、とか「お昼に美味しい物を食べに行こう」とか。いつもより少し心穏やかで前向きで、身体も喜んでいませんか?そんな日はいつもの見慣れた風景ですら少し違って見えます。

少し前からふたりで小さな畑で有機野菜作りを始めました。土の手触りに気持ちが落ち着きます。まだまだ新参者な為、毎回教わる事が多いです。

「水をやりすぎても根が伸びなくなる」「茎が根本で込み合うと風通しが悪くなり病気になりやすい」とか。

野菜にとって、必要充分な栄養・水・太陽の光がある土壌に蒔かれるかどうかは即、死活問題です。植物は動き回れないので栽培者が環境を整えます。

一方、生活環境が大事と言う点は人間も同じなのですが、人間は自分の意思で動き回れるので「即、死活問題」になることはなく、逆に生活環境見直しが「アタマで分かってはいても後回し」になりがちです。

生活環境に大きな原因がある場合、その見直し無しには、一時的に軽くなる事はあってもまた元に戻ってしまいます。

身体の状態は心の働きや生活環境と深い関わりがあります。そして、旬で採れたての野菜が滋味深く生きる力に溢れているように、「自然法則にさからわない暮らし方」が、心にも身体にも優しい生き方です。時には無理する事も必要ですし、走り続ける忙しい毎日の中、なかなか理想通りにもいきませんが、当院がみなさんにとって、少しでも生活を振り返る機会になれましたら幸甚です。

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